DIY!ウッドデッキの上にポリカーボネートの波板で屋根を作る

2020-01-11

雨や紫外線にさらされるウッドデッキ。保護塗料を塗ってあっても経年劣化は避けられません。我が家も自宅の掃き出し窓の外にウッドデッキを作り、10年以上経ちました。2階ベランダの下になっている部分は大丈夫ですが、直接雨に当たる部分は劣化しています。ベランダの下側から大きい透明シートを張って、なるべくデッキが雨に当たらないようにはしていましたが、そのシートもへたってきたのでデッキの上に屋根を作ることにしました。

屋根材には、値段も手頃で塩ビの波板よりも数段強度も高いポリカーボネートの波板を使います。ホームセンターでは6尺で約180センチ、8尺で約240センチなど、尺単位で様々なサイズで販売されてます。6尺1枚で1000円前後です。

柱を立てる位置を決め、束石(つかいし)を設置するために地面をある程度突き固めます。タンパーという道具もありますが、短く切った丸太に2本の棒をネジ留めしたものを使いました。

束石も、さいころのような立方体の物、台形の物、柱にネジ留めするための金具があらかじめ付いている物など様々な物が販売されていますが、セメントで自作します。セメント、砂、砂利それぞれ1袋200円から300円程度ででホームセンターで販売されています。

モルタルの作り方、コンクリートの作り方が袋に記載されています。モルタルは、セメントと砂だけで作る泥状のもので、滑らかにきれいに仕上げたい部分などに使われます。コンクリートはこれに砂利を混ぜたもので、強度が必要な部分などに使われます。

柱を立てる束石の型枠を作ります。建築現場では、コンパネ(特殊な塗装が施された合板)を組み合わせて作ります。コンクリートが固まった後、型枠が外しやすく表面の仕上がりがきれいになります。ですが、それほど仕上がりを気にしなければ普通の合板でも充分型枠として使えます。

12ミリ厚の合板、20センチ×40センチを4枚カットして2カ所ビスで留めてロの字状に組みます。地面を突き固めて、作った型枠を置き、上から少し叩いて下にすき間ができないようにします。中心に鉄筋を打ち込みます。

合板の内側に、以前型枠として使ったときのセメントのラインが残ってます。この合板は何度か型枠に使用したものですがまだ使えます。鉄筋の長さは適当です。セメントが固まった後で測って切断します。

型枠を設置したら、トロ船というプラスチックの容器にセメント、砂、砂利を1:2:3位の割合で入れ、少しずつ水を加えて混ぜ合わせます。

すくって持ち上げると画像のような感じです。

型枠の中に入れ、気泡が残らないように棒などで上下につついた後、表面をならします。

コンクリートが固まったら、柱の底面にドリルで穴を開け、その深さに合わせて鉄筋をディスクグラインダーで切断、柱を差し込みます。

垂木留め金具を使い、柱と垂木を固定します。90°に折り曲げてある金具で、角材同士であればそのまま合わせてビス留めするだけです。

ですが、今回は丸太の柱を使いましたので、金具をハンマーで叩いて丸太の曲面に合わせて湾曲させました。

を立て、垂木を渡し、横桟を取り付けて枠組は完成です。横桟には竹を使いました。

ポリカーボネートの波板を専用の波板ドリルで穴を開け、専用の木下地用ビスで端から順に留めていき完成です。快適な空間ができました。

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