机の上にちょっとした台をDIYで手作り

机の上にもう少しスペースを確保するために、コの字型の簡単な台を作りたいと思います。

机の上のノートパソコン。意外とスペースを取ります。

書類などがあるとさらにスペースがなくなります。

少しでもスペースを確保するために、下の図のようなちょっとした台をDIYで作ります。

10ミリ厚のシナベニヤをノコギリでカットします。天板と足になります。シナベニヤは表面がきれいな合板で、棚板などにもそのまま使えます。

仮組み状態です。下の画像のようになります。

板厚の半分となる端から5ミリ、上下の端から2センチの位置にビス留めするための印を付けます。

4箇所に印を付けます。

ビスと木工ボンドを併用して留めます。足板の、天板と合わさる部分に木工ボンドを点々とつけます。多過ぎるとずれやすくなり、大量にはみ出したりして作業性が悪いので下の画像ぐらいの量で充分です。それでも多少ははみ出しますので、後で拭き取ります。

ボンドを付けたら板を合わせてクランプで挟み、面が合うように位置を調整してクランプを締めます。クランプで固定した状態でネジ締めすると、板の浮きやずれを防ぐことができます。

印を付けた4箇所にドリルで下穴を開けます。下穴なしでビス留めしようとすると、負荷がかかりすぎて板が割れたりすることもあります。

ここで考慮しなければならないのは、板の厚さ、ビスの太さ・長さです。それによって下穴径を決めます。だいたいの目安として、ビスの太さ:板厚の30%ビスの長さ:板厚の2倍下穴の径:ビスの太さの2/3を基準にします。今回は10ミリ厚の板ですので、ビスの太さ:3ミリ、ビスの長さ:20ミリ、下穴の径:2ミリということになりますが、実際に使用したのは木工用皿ネジ3×30ミリ、下穴ドリル2.5ミリです。

皿ネジとは、ネジの頭が板材に食い込み、板材の面とネジの頭がフラットになる形状のネジです。対して鍋ネジというものがありますが、頭が半円状のネジで、薄い板を留めるときなどに使用します。

電動ドリルドライバーにドリルを装着し、下穴を開け、面取りカッターに付け替えて穴の上部を面取りします。面取りすることにより、皿ネジの頭が面取り部分に収まり天板の面とフラットになります。

ドライバービットに付け替え、ビス留めします。締め付けトルクは低め低速回転に設定します。いきなり強いトルクで締めてしまうと、ネジが板に食い込みすぎてしまうことがありますので、弱い力からスタートして、ネジが締まりきらなかったら徐々に強いトルクにすると食い込み過ぎを防げます。

天板に足が付いてコの字型の台になりました。このままでも使用できますが、この形は垂直方向の力には強いのですが、横や斜めから力が加わったときには弱く、ぐらつく可能性があります。そこで最後に薄いベニヤ板で背板を取り付けます。長さ10ミリの鍋ネジを使います。

後は、電動サンダーで角を滑らかにして仕上げます。

材木の切断面のことを木口(こぐち)といいますが、その木口を隠すための木口テープというものがあります。合板の切断面はあまりきれいではありませんので、そういったものを使用したり塗装したりしてさらに仕上げるのもいいと思います。下の画像は、白の木口テープを貼った状態です。カッターやはさみで簡単にカットできます。

台の上にノートパソコンを乗せ下にノート等を置いて、机の手前側にスペースを確保することができました。

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