GIMPで透明度レイヤーを使って文字を際立たせる

2019-08-11

画像の上に文字を配置したときに、場所によっては近似色になって文字が見づらくなることがあります。縁取り文字を使用する方法もありますが、ここでは、画像と文字の間に半透明のトレーシングペーパーのようなレイヤーを挟んで文字を際立たせる方法を説明します。

下の画像のように、目立ちにくい色の文字でも浮き立たせることができます。

まずは文字を乗せたい画像を「ファイル」「開く/インポート」で開きます。

ツールボックス内、「楕円選択」ボタンをクリックします。

画像上をドラッグして、文字を乗せたい部分に楕円選択範囲を作ります。

レイヤーダイヤログボックス下部の「レイヤー追加ボタン」をクリックします。

「透明」を選択し、「OK」をクリックします。

ツールボックス内、「塗りつぶし」ボタンをクリックします。塗りつぶす色は何色でもいいですが、ここでは無難な白を選択します。背景色が白になっていれば、描画色・背景色交換ボタンクリックで描画色を白にすることができます。他の色にするときは、描画色表示部の黒色の部分をクリックします。

画像上の、楕円選択範囲をクリックすると、選択した色で塗りつぶされます。

レイヤーダイヤログボックス上部、不透明度バーの真ん中辺りをクリックします。

塗りつぶされた部分が半透明になります。約50%で下の画像のような感じです。不透明度の微調整はバー右端の▲▼でできます。

ここに文字レイヤーを追加して文字を乗せれば、文字を際立たせることができますが、もう一手間加えます。

レイヤーダイヤログで新規レイヤー追加ボタンをクリックしてもう一つレイヤーを追加し、2番目レイヤーの目のアイコンをクリックして表示を消します。

楕円選択範囲はまだそのまま残っていますので、「選択」「境界をぼかす」をクリックします。

「縁をぼかす量」は、とりあえず100にしてみます。画像のサイズが640×640ピクセルに対してのぼかし量が100ピクセルなので、画像サイズに対して15%ぐらいの量をを目安にするといいと思います。

選択範囲の中をクリックすると、下の画像のようになります。

レイヤーダイヤログの不透明度バーで調整します。

さらにもう一つレイヤーを追加して、文字というレイヤー名を付けました。

ツールボックス内「テキスト」ボタンをクリックします。

文字を入力したら、レイヤーダイヤログ内、テキストレイヤーを右クリックし、「下のレイヤーと結合」をクリックします。

「選択」「選択を解除」をクリックします。

下の画像のようになりました。

目のアイコンをクリックして表示を切り替えると、最初の境界をぼかしてない楕円の画像になります。

選択範囲の境界線にぼかしを入れた方がいい感じになりました。

完成したら「ファイル」、「名前を付けてエクスポート」で、JPEGファイルとして保存すれば完了です。

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