JW-CAD 「伸縮」で、はみ出した線や線の一部をカット
設計図を描くのに便利なフリーソフト「JW-CAD」ですが、設計の前に簡単なイメージ図を描くのにも便利です。そんなときにもよく使う機能として「伸縮」があります。
こちらの記事で記載した、右クリックで線をつなげる方法もよく使いますが、あえて交差するように線を引いて、はみ出した部分を後から切り取るという伸縮機能もかなり頻繁に使う便利な機能です。
下の画像のように交差する2本の線があり、左側のはみ出した部分を削除したいとします。「伸縮」ボタンをクリックすると、「基準線指定(RR)」という指示が下に出ますので、まずは基準線を指定します。(RR)とは、右ダブルクリックを意味します。
基準にしたい線の近くで右ダブルクリックすると、線がピンクに変わります。今度は目的の伸縮線を左クリックするのですが、この時、基準線に対して消したい部分の反対側を左クリックします。
今度は、下の画像のようなときの、交点と交点の間の線を消したい場合です。上記の方法で残したい部分をクリックすると、反対側が全て削除されてしまうのでうまくいきません。
そこで、伸縮線を右クリックで一部切断します。
このように、最初に寸法を決めずに適当に線を引いてラフに作画して、後からいらないところを削除していくというのも一つの方法です。
