DIYには無料で高機能のソフト「JW-CAD」で設計を
棚や箱やその他いろんなものをDIYで作るときに大事なのは設計です。下の画像のような単純な箱でも、イメージ図と設計図(展開図)を描いておきます。
あらかじめしっかり設計しておくことによって寸法の間違いも防げますし、効率よく作業が進められます。
プロが使うような高価なCADソフトは必要ありません。無料で高機能の有名なCADソフト「JW-CAD」を使用します。
下の画像はこちらの記事の画像ですが、これも「JW-CAD」で描きました。レイヤー(複層)機能もありますので、ノートパソコン、机、ラック、書類をそれぞれ別々に描き、重ねたりずらしたりしています。
また、当ブログのGIFアニメーションで操作説明をしている、星形のマウスポインターも「JW-CAD」で作成しました。正確な星形を描くのは意外と難しいのですが、簡単に描くことができます。
もっと複雑な、建物の外観図や部屋の間取り図なども、サンプルとしてデフォルトで入っています。
ダウンロードとインストール
こちらのページを開き、「jwcad.net」をクリックするとダウンロードが始まります。上は最新版、下は旧バージョンです。最新版をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを開くと、インストールウィザードが起動しますので、指示に従ってインストールを行います。
「完了」をクリックしてインストール終了です。
起動
インストール先「jww」フォルダ内の「jw_win.exe」というファイルを開いて起動します。
起動すると下の画像のようなウインドウが開きます。作図画面の周囲の4辺にボタンや数値入力ボックスや指示などが表示されています。
操作ボタンや入力ボックスなど、下の画像のような感じで主に配置されています。まず左のボタンで線を引くのか四角や丸を描くのかなど指定し、上のボックスに角度や長さなどを入力、左下の指示に従ってクリックし、描画していくというのが基本的なやり方になります。
直線
直線を引くにはまず、左側の作図ボタン一番上の「直線ボタン」をクリックします。
始点を左クリックし、終点を左クリックすると直線が引かれます。
長さを指定する場合は寸法欄に数値を半角数字で入力します。その場合、終点の左クリックは方向のみの指定になり、入力した長さの線が引かれます。
左下に表示されている、(L)free (R)Readは、マウスのボタンと動作を表します。(L)は左クリック free は自由点、(R)は右クリックで、Readとは読み取り点という意味です。
読み取り点とは、線の端や図形の角などの点がある場合、その付近で右クリックすると自動的にその点を読み取り、線をつなぐことができるということです。逆に左クリックはクリックした点そのものが始点や終点になります。(寸法指定の場合、左クリックは終点の方向のみfree)
水平線・垂直線
水平線・垂直線を引くときは、「水平・垂直」のボックスをクリックして✓を入れます。マウスポインターが斜めの位置でクリックしても水平線・垂直線になります。
角度線
斜めの直線を引くときは、まず「水平・垂直」の✓を外してから「傾き」欄に角度を入力するか、30度や45度などの線であれば「15度毎」に✓を入れます。
拡大・縮小
設計図が複雑になってくると、見にくくなったり、右クリックしたときに違う点を読み取られてしまったりします。そこでマウスのホイールボタンを使用します。まずは「設定」、「基本設定」をクリックします。
「一般(2)」のタブをクリックし、マウスホイールの「ー」に✓を入れ、「OK」をクリックします。手前に回したときに縮小される設定です。「+」にチェックを入れると、手前に回したときに拡大されます。
一番左の「矩形(くけい)」に✓を入れると四角形が描けます。「□ボタン」でも同じです。四角形の場合寸法欄には、縦・横の数値を半角数字で、「,(半角コンマ)」で区切って入力します。
以上、「JW-CAD」のダウンロード・インストールと基本、および直線の引き方でした。
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