JW-CAD レイヤー操作

JW-CADには、複数の図面を別々に表示したり重ねて表示したりする、レイヤー機能もあります。

例えば家の図面でも、土地・基礎・根太・床・屋根などのそれぞれの図面がありますし、DIYでも、ウッドデッキを作る場合など地面・束石・束柱・根太・デッキ材を一つの図面に全部描くよりも、それぞれ別々の図面として描いた方が何かと便利です。

操作は画面右下に表示されている数字のボタンで行います。左の2列がレイヤー操作、右の2列がレイヤーグループ操作のボタンです。レイヤーグループとは、複数のレイヤーを一つのグループとしてまとめて操作するものです。通常は左列のボタンで充分だと思います。

下の、作図画面に描かれているものはウッドデッキの設計図ですが、このままでは何が何だかよく分からないと思います。実はこれは束石や根太などを別々のレイヤーに描いて、すべて一度に表示している状態です。

レイヤーボタンの各数字の左上に付いている赤とピンクのマークが、使用レイヤーということで、この場合、レイヤーグループ「0」番の、0・1・2・3番の計4枚のレイヤーに描かれていることになります。そして、赤のマークが編集状態のレイヤーであることを表します。下の[0-0]がその意味になります。

4枚のレイヤーをそれぞれ別々に表示すると以下のようになります。上から、敷地・束石・根太・デッキ材となります。

レイヤー「0」:敷地
レイヤー「1」:束石
レイヤー「2」:根太
レイヤー「3」:デッキ材

各レイヤーの表示・非表示の操作は、それぞれの該当レイヤーのボタンをクリックして行います。数字が消えている場合はレイヤーが非表示状態ということで、数字のみの場合はグレー表示、数字に○が付いている場合は通常表示となります。クリックした後、マウスポインターを描画画面上に移動させると表示が変わります。

編集したいレイヤーを選択する場合は、該当のレイヤーボタンを右クリックします。ピンクからのマークに変わり、編集可になります。

複層構造にすることによって複雑な図面でもすっきりと見やすく編集もしやすくなりますので、レイヤー操作は便利な機能だと思います。

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