背景をぼかしてポートレイト風に画像編集

ポートレイトとは、本来の意味は肖像・肖像画ですが、写真撮影のときに背景をぼかして人や物を際立たせる撮り方を言う場合が多いようです。

ポートレイトモードが付いているスマホやデジカメもあると思いますが、普通モードで撮影した写真でも、「GIMP」で画像編集することによって後からポートレイト風に加工することもできます。「GIMP」を起動したら「ファイル」「開く/インポート」をクリックし、編集したい画像を選択、開きます。

ムスカリにモンキチョウがとまっている写真ですが、葉っぱや他のムスカリにもピントが合っていますので、それら周囲をぼかして中央のムスカリと蝶を際立たせる加工をします。

画像を開いたらツールボックス内の「パス」をクリックします。

パスとは、矩形選択や楕円選択とは違い、画像を縁取るように線をつないでいく選択方法です。画像の各頂点をクリックしていくと直線で結ばれ、その直線をドラッグすることにより画像に沿う曲線にして縁取りします。パスの基本操作はこちらに記載しています。

編集ウインドウ下部の100%と表示されているところの▼をクリックして200・400・800%のいずれかをクリックして拡大表示にします(ctrlを押しながらマウスのホイールを回してもよい)。

拡大したら、ポイント毎にクリックしてアンカーを配置していき、最後は、「ctrl」キーを押しながら最初に配置したアンカーをクリックして接続します。後はアンカー同士の間の直線をドラッグして画像に沿った曲線にしていき、 アンカーに付いているハンドルをドラッグして微調整します。これで、際立たせたい部分がパスによって囲まれた状態になります。 パスを使った画像の縁取り選択についてはこちらにも 記載しています。

パスでの縁取りが完了したら、「選択」、「パスを選択範囲に」をクリックします。

「選択」、「選択範囲の反転」をクリックし、パスで囲んだ部分の外側を選択範囲にします。

「フィルター」、「ぼかし」、「ガウスぼかし」をクリックします。

プレビューを見ながら「ぼかし半径」の数値を調整します。5.0ぐらいで普通のポートレイト風画像になると思います。ぼかしの種類の、IIRとRLEに関してはもっと高精細の画像でなければあまり大差ないらしいので、どちらでも大丈夫です。また、通常は水平と垂直を連携させておきます。(チェーンのマークがつながった状態です。)

ちなみに、チェーンマークをクリックして水平と垂直の連携を外し、個別に設定すると下のようになります。水平のみ数値を上げると横に流れるようなぼかしになり、

垂直のみ数値を上げると上下に流れるようなぼかしになります。

ぼかし加工が完了したら、「選択」「選択を解除」をクリックします。

加工した画像を通常の画像ファイルとして保存します。「ファイル」「名前を付けてエクスポート」をクリックします。

ファイル名を入力し、「ファイル形式の選択」をクリック、JPEG画像を選択、「エクスポート」をクリックします。

「エクスポート」をクリックします。

下が完成した画像です。中央だけ際立たせることができました。

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