GIMPのパスツールでなめらかな曲線を描画

2019-05-03

円や楕円とは別に、なめらかな曲線を描きたい場合などは、パスツールを使うと便利です。ポイントごとにクリックしてアンカーを置き、アンカーとアンカーの間のストロークをドラッグで引っ張ることでなめらかな曲線になります。

また、アンカーにはそれぞれハンドルが付いており、ハンドルをドラッグすることで曲線の角度や大きさなど自由自在に描画することができます。

ここでは、大きいカーブと小さいカーブのS字曲線でできているハート型を描画してみます。

GIMPを起動したら、「ファイル」「新しい画像」をクリックし新規キャンバスを開き、ツールボックス内「パス」ボタンをくりっくします。

パスを追加

キャンバス上を適当に縦一列に3点クリックしてパスを追加します。

アンカーをドラッグ

上のアンカーと下のアンカーをドラッグして、X座標320の位置まで移動します。これは、キャンバス中央で反転させて左右対称の図形を描画するためです。

ハンドルをドラッグ

各アンカーにはハンドルが付いていますので、それをドラッグすることにより微調整できます。向かい合うハンドルを180°になるように配置すると、角がなくなりなめらかに線がつながります。

パスの境界線を描画

「編集」「パスの境界線を描画」をクリックします。

「線の幅」を設定して「描画」ボタンをクリックします。

このようになります。

パスを鏡像反転

ツールボックス内「鏡像反転」ボタンをクリックし、ツールオプション内「パス」ボタンをクリック、「水平」を選択します。鏡像反転についてはこちらにも記載しております。

キャンバス右のボックス内、パスの「表示・非表示」ボタンをクリックし、「表示(目のアイコン)」に切り替えます。

キャンバス上をクリックするとパスが反転されます。赤い線が反転されたパスです。

もう一度先ほどと同様「編集」「パスの境界線を描画」をクリックし、「描画」ボタンをクリックします。

きれいなハート型ができました。このようにパスを使うと、フリーハンドではなかなか描けないなめらかな曲線を描くことができます。

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